表者挨拶

父であり弊社代表取締役会長だった住吉光春は、2024年12月に87年の長いグルーヴに終わりを告げました。
世襲が当たり前の業界にあって、航空自衛隊の戦闘機パイロット(F-86F、F-104J)から転職した稀有な人物でもあります。
松島基地勤務時代に小さな蒲鉾屋の娘である母と出会い結婚し、数年後に自衛隊を辞めこの業界に飛び込みました。
努力家であり探求心が強く、家業を引き継いでからは研鑽を積み、生み出した製品が全国蒲鉾品評会において二度の農林水産大臣賞(最高賞)を受賞するまでになりました。
東日本大震災時は既に70歳を超えていましたが、まだ瓦礫だらけのなかを奔走し、苦労して「株式会社石巻蒲鉾」を設立しました。まさに「No Guts, No Glory 」の言葉がピッタリの人生でした。
ここに簡単にではありますが父の経歴を紹介するものです。

株式会社石巻蒲鉾
代表取締役社長 住吉淳文

理念をかたちに
―創業者の歩み―





1955年

航空自衛隊との出会い

昭和30年、鹿児島工業高校を卒業後、航空自衛隊へ入隊。地上無線整備員として、米軍から移管が進む入間川・御前崎・経ヶ岬などに勤務しました。経ヶ岬では野球で活躍し、空自代表にも選出されました。


1965年

戦闘機パイロットになり宮城の地ヘ

上司からの薦めもあり、幹部候補生学校(幹候29期)を経て、パイロットの道へ進みました。静浜・小月・築城基地で訓練を重ね、浜松北基地にて念願の戦闘機乗りとなります。昭和40年には松島基地勤務となり、石巻出身の妻と出会い結婚。任務中、天候が悪く燃料が乏しい状況であっても、必ず家族の待つ松島基地へ帰投する人でした。



『朝雲新聞 第828号』昭和44年(1969年)9月11日より
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1975年

笹蒲鉾への情熱

昭和49年、自衛隊を退職し、笹蒲鉾製造会社へ就職。元来の器用さを生かし、素材へのこだわりと手作業を忠実に守りながら技術を習得しました。休日には子どもたちと魚釣りを楽しむなど、仕事と家庭の両立を大切にしながら歩んだ人生でした。

2013年

大震災を乗り越えて

東日本大震災により事業再開を巡って経営方針に相違が生じ、平成25年に新たに「株式会社 石巻蒲鉾」を設立。幼少期の戦争体験で学んだ「困難に直面しても冷静に判断し、己に忠実であれ」という教訓を胸に、従業員とともに地域の復興と美味しいかまぼこづくりに尽力。震災を乗り越え、地域社会への貢献と食文化の継承に新たな一歩を刻みました。

『戦争体験-特攻のことなど』pp12,13 翔友102号
平成29年3月31日 空自パイロットOB会だより
※クリックで閲覧できます。

2025年

現在

2025年8月に直売店を開店いたしました。
これまでオンラインショップや地域の小売店の皆さまで多くのお客様にご愛顧いただいてまいりましたが、より身近に笹かまぼこの魅力をお届けしたいとの想いから、直売店の開設に至りました。
地域の皆さまとのふれあいを大切にしながら、石巻の新しい名所として愛されるお店を目指してまいります。ぜひお気軽にお立ち寄りください。

未来へ向けて

これまでの受賞歴とこれから

石巻蒲鉾ではこれまでに、笹かまぼこへのさまざまな受賞をいただいてまいりました。受賞歴は、私たちの技術と品質への取り組みを評価いただいた証であり、日々の努力の励みとなっています。今後も皆さまに喜んでいただける笹かまぼこをお届けできるよう、技術の研鑽を続け、新たな挑戦を重ねてまいります。

  • 第77回全国蒲鉾品評会「水産庁長官賞」受賞
  • 第76回全国蒲鉾品評会「水産庁長官賞」受賞
  • 第70回全国蒲鉾品評会「水産庁長官賞」受賞
  • 第69回全国蒲鉾品評会「宮城県知事賞」受賞
  • 第68回全国蒲鉾品評会「水産庁長官賞」受賞
  • 第67回全国蒲鉾品評会「福岡県知事賞」受賞



いをカタチへ

商品画像

石巻・東松島への想いを商品に込めて

航空自衛隊時代に松島基地で勤務していた創業者・住吉光春の、石巻・東松島への深い愛着と思いを形にする試みとして、新しい商品開発に取り組んでいます。幼少期の体験や空を翔けた日々で育まれた地域への想いを大切に、航空自衛隊ブルーインパルスをモチーフにした特別なデザインです。

これは単なる商品開発ではなく、創業者の心と地域との絆を表現する挑戦です。道の駅をはじめ地域の皆さまとのつながりを深めながら、石巻・東松島の魅力を伝える一助となることを目指しています。創業者の思いを胸に、今後も地域の発展に貢献してまいります。



売について

今回の新商品について

石巻蒲鉾の新商品には、地域への想いと日々の営みが息づいています。東松島や石巻の風土や人々の営みに寄り添いながら生まれた商品は、手に取る方々に地域の温もりを伝えるひと品です。今後も、地域と共に歩む姿勢を大切に、新たな挑戦を重ねてまいります。

また、地元の皆さまや訪れる観光客と直接触れ合うことで、地域の声を大切にし、より良い商品づくりや新しい企画につなげていきたいと考えています。東松島や石巻を訪れるきっかけをつくりつつ、地域の魅力を全国へ発信していくことを目指します。

これからの石巻蒲鉾

私たちは笹蒲鉾を、単なる食品ではなく地域の文化や歴史を伝える大切な存在と考えています。一つひとつの笹蒲鉾に込める想いを大切に、地元の素材を活かした製品づくりに取り組みます。特に、地元の生産者と連携し、宮城の魅力を全国の食卓へ届けることを目標としています。さらに、次世代への伝承にも力を入れ、若手の育成を通じて笹蒲鉾作りの技術や精神を未来へ繋げます。地域に根ざした企業として、地元イベントや観光プロモーションにも積極的に参加し、地域全体の発展に貢献してまいります。笹蒲鉾を通じて、人と人、人と地域をつなぐ存在であり続けること、それが私たちの目指す未来です。

受け継がれた想いを、かたちに



品紹介

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